コラム

研修の効果をどう測ればよいのか?

研修をやりたいけれど、費用対効果が見えないのが困るというのはよく聞く話です。投資対効果が測れないので予算が取りにくいとも言われます。確かに研修の効果を数字で示すのはハードルが高いのですが、数字でなくても効果をある程度測る方法はあります。

我々が通常研修に含めてご提供しているツールは、1)チェック:アンケート、理解度チェックシート 2)記述:レポートやアクションプランで学んだ内容をどう活かすのかを記述 3)フィードバックの機会:上司への報告面談、発表会 となります。これらを活用すれば、定性的なものが多いとは言え研修の効果について一定の評価が可能になります。

また一度提出してそれで終わりではなく、研修終了後、定期的に何度か提出や面談を繰り返すなどより継続的なアプローチをとると、「研修内容の定着」についても効果を上げることができます。

ただし、これらのツールを活用する前に関係者で合意しておかねばならないのは、研修の「目的」と効果をみたい「時間」です。特に変化の激しいインドネシアにおいてはこの「時間」を短く設定しすぎて結果として研修効果が出なかったとネガティブな評価をしてしまうケースが良く見られます。環境の変化スピードが速くなっても人間の成長スピードは速くできません。特に社員全員のレベルを上げる「底上げ」施策や価値観を変えるような「マインド」研修などについては気を長く持って効果を見届ける覚悟が必要です。

サイコム・ブレインズ ディレクター/シニアコンサルタント 勝幹子

 

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