コラム

リーダーシップ研修って何でしょう?

我々のところにはよく「リーダーシップ研修をして下さい」というご要望が寄せられます。リーダーシップという言葉を聞くと、我々コンサルタントは非常に慎重になります。なぜかというと「リーダーシップ」の意味は非常に幅広く、その中に隠されたご要望やお悩みを注意深く紐解いていかなければならないからです。

「リーダーシップ研修で何を学んでほしいですか?」とお聞きすると、ある企業様では「論理的に話せるようになってほしい」と返ってきます。別の企業では「部下にちゃんと仕事を任せられるようになってほしい」であったり、「もっと自主的に率先して業務改善に取り組んでほしい」であったりという具合に、「リーダーシップ」ということで始まったニーズが「ロジカルシンキング」「部下とのコミュニケーション」「ビジネスプロセスカイゼン」というような別名の研修で実現することが多くあります。

また、「リーダー」と「マネジャー」が明確に区別されていないことも「リーダーシップ」の意味が広くなってしまう一つの原因でしょう。もともと「リーダーとはビジョンを示し、社員をやる気にさせて目標に向かわせる人」「マネジャーとは現場でのオペレーションを確実に遂行する人」といわれており、役割にははっきりとした違いがあります。現場に近ければ「マネジャー」の役割が大きく、上級管理職になればなるほど「マネジャー」の役割から脱却し「リーダー」の役割を担うように自己変革しなければならないのです。

さて、インドネシアの日系企業では今のところ「マネジャー」のスキルの基礎固めをしたいというご要望が圧倒的ですが、研修名は響きが良いからということで「リーダーのための〇〇」等リーダーという言葉を使うことが多く、これも「リーダーシップ」という言葉の定義が拡大してゆく理由になっているかと思います。

社員のリーダーシップを何とかしたいと思われたら、ぜひ、我々にご要望をぶつけてみてください。ディスカッションパートナーとして、やるべきことを具体化するお手伝いさせていただきます。

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