レポート
- 2019年10月10日report
- 日本のことも見つめなおすきっかけになれば
| 日時 | 2019年10月10日（木）15:00～17:00 |
|---|---|
| 場所 | EJIP (PT East Jakarta Industrial Park) 会議室 |
セミナーの内容
昨年、夏および今年の春にもジャカルタで開催した異文化マネジメント研修を体験いただくセミナーを、東部工業団地エリアの方々のご要望にお応えして、EJIPで開催いたしました。40名近い方にお越しいただき、コンビ結成して5年となった在インドネシア歴１７年のJACリクルートメントインドネシア社長の小林千絵さんと弊社ディレクター 勝のダブル講師でお話しさせていただきました。
感情的になりがちな課題を分析的に理解します。皆様真剣にお聞きいただきました。
時間は短いのですが、少しでも「参加型」にするために、ペアディスカッションや、ケースエクササイズを盛り込み、皆さんがインドネシアでの実体験を思い出しながら取り組んでいただくように構成しました。
ペアディスカッション中の皆様
皆様、インドネシアで働くという共通点があるからか、最初からディスカッションが盛り上がり、「もっとディスカッションの時間が欲しかった」という声もいただきました。インドネシアについての解説についてはもちろんのこと、日本人の特徴についての説明の時にも大きく頷いている方が多かったのが印象的でした。「もっと日本人のダメな部分を聞きたかった」（！）という感想もいただいております。確かに、自分（日本人）の考え方の特殊性を認識できるようになることが異文化マネジメントの第一歩です。ただ、一点気を付けていただきたいのは、文化の違いを考えるときにこれは「ダメ」という意識を持たず、純粋に「違い」としてとらえることが非常に大切です。日本人についても、インドネシア人についても「良い」「悪い」というよりも、「どのように違うのか？」という観点から見ていただくことを引き続き意識いただければよいなと思います。
終了後は「データに基づいた説明なので理解しやすかった。」「日本人として「善」と思っていることが、なぜできないのか、ということを4つのファクターで学ぶことができた。」などのお声をいただき、今後も新しく赴任していらっしゃる方のために続けていきたいと講師2人で決意を新たにいたしました。
