コラム

相手の良いところが見つからない?~「嫌い」を減らしたほうが良い理由~

4月23日(火)、Jakarta Japan Clubにて日本人ビジネスマン向けに「異文化マネジメント」セミナーを1時間半で開催いたしました。

最初に皆さんに「インドネシア人の良いところ、嫌いなところ」を吐き出していただきましたが、今回もいらっしゃいました--「良いところ思いつきません!」という正直な方が。

いいんですよ。そういう方こそ、セミナーのターゲットなのです。セミナーが終わるころには「嫌い→好き」にならないにしても「嫌いだった部分について、なぜそうなのか理解できた」「違いとして認められるようになった」というお声を聴くことができます。相手の行動について科学的な根拠と分析を知ることで「嫌い」という感情から脱することができるのです。

それでは、そもそも「嫌い」という感情をなぜそのままにしてはいけないのでしょうか?相手に悟られなければ良さそうにも思います。しかし心理学の研究では、好き嫌いの感情は同じ割合で相手にも反映されることが明らかになっています。例えばある企業で日本人駐在員が現地社員に対して「好きが2割、嫌いが8割」と感じていると、現地人社員も同じ割合で日本人に対する好き嫌いの感情を持つのです。組織の個々人が好き嫌いの感情をうまくコントロールできるかどうかは、最終的には企業のパフォーマンスにも大きく影響してくるのです。

「異文化マネジメント」セミナーは企業への講師派遣での開催も承っております。日本人向け、インドネシア人向け、どちらもお気軽にご相談ください。

サイコム・ブレインズ ディレクター/シニアコンサルタント 勝幹子

 

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